カフェで飲むコーヒーはカフェだけのもの。でも、家で飲むコーヒーも美味しく淹れたい。プロの技を知りたい。大好きなあのお店の、あの味に近づけたい。
コーヒー好きなら誰もが一度は悩む、自宅でのコーヒーの淹れ方をバリスタに聞きました。2人目は「Brown Sound Coffee 」の店長 息才さんです。ぜひお試しあれ。
息才さんの記事はこちらからご覧いただけます。
Brown Sound Coffee
オーナー/バリスタ 息才鳩美
1992生まれ。ブルーボトルコーヒーで勤務の傍らBrown Sound Coffee でアルバイトを始める。その後、創業者の引退とともにお店を継ぐ。2代目として店長兼バリスタとして美味しいコーヒーを淹れる日々。
Brown Sound Coffee ウェブサイト
http://brownsoundcoffee.com


私のレシピ、というかBrown Soud Coffeeのレシピですね。これは先代からほとんど変わっていません。私が惚れ込んだ味です。ご自宅でもぜひお楽しみください。
まず、豆を14g用意します。今回のレシピではエチオピアのイルガチェフェ ナチュラル。香り高い豆です。これを細挽きで挽きます。相当に細かくするので、びっくりされる方もいますが、この細かさが良いです。
コーヒーを淹れ慣れている方は、20gとか24gとか倍近い量を使って中挽きで淹れることが多いんですが、あえて細挽きにしています。細挽きだと使う豆の量が少なくて、その分多く淹れられるんです。100g買って中挽きだと5杯しか作れないものが細挽きだと10杯作れたり。すぐなくなっちゃうよりも、美味しく長く楽しんでもらえたらいいなと思っています。


まずはフィルタを濡らします。それから、挽いた豆を入れて、一気に注いでください。蒸らしは必要ありません。お湯の温度は95度。低くても90度以上を推奨しています。
注ぐ際のポイントは一貫性を保つことです。お湯を注ぐスピード、回すスピードを変えずに、均一に粉がお湯にふれるようにしてください。14gの豆で250mlのお湯を注ぎます。



はい。出来上がりです。
この豆は甘いものとよく合います。Brown Soud Coffee ではオレンジマフィンを出しています。チーズケーキもいいですね。
ミルは細挽きができるものを選んでください。ご自宅になければ、挽いたものを少しずつ買っていただくのがおすすめです。やっぱり新鮮な方が美味しいので。


【レシピまとめ】
・豆を入れずフィルターをセットしてフィルターを濡らす
・細挽き豆(14g)を入れて約250gのお湯を注ぐ(温度は95度)
・蒸らしは必要ありません
・注ぐスピード、回すスピードを変えずに均一に注ぐ
・できあがり
※水の量はサーバーの下にドリップスケールを敷いて計ります。ない場合は目分量で調整してください。
今回のレシピに使ったのは、エチオピアのイルガチェフェ ナチュラル。香りと風味が特徴の豆です。
協力:Brown Sound Coffee

加藤信吾
Kato Shingo
ORIGAMIのブランド設計に外部パートナーとして携わるなかで、様々なバリスタと出会い、各地のスペシャルティコーヒーに感動し、気がつけば一日2杯のコーヒーが欠かせない日々を送る。
twitter:@katoshingo_
PICK UP
People /
2021.11.06
より多くの人に、素晴らしいコーヒーとの出会いを【Cup of Excellence Alliance For Coffee Excellence】
マネージングディレクター、Marketing and Membership Anna Abatzoglou様
PICK UP
変化を重ねて、生きていく。MILKBREW COFFEEを考案した酪農家の話【自由なコーヒー。vol.12】
ーーナカシマファーム 中島大貴
より多くの人に、素晴らしいコーヒーとの出会いを【Cup of Excellence Alliance For Coffee Excellence】
マネージングディレクター、Marketing and Membership Anna Abatzoglou様
世界のバリスタが唸る豆「ゲイシャ」で知られるナインティ・プラス社。そのこだわりの秘密と、希少コーヒーの新しい愉しみ方[後編]
ナインティプラス Joseph Brodsky
RANKING
2019.05.09
日本人としての誇りを胸に、死にもの狂いで、メルボルンでバリスタになった。【自由なコーヒー。vol.3】
Market Lane Coffee Head Roaster / Quality Control 石渡 俊行
11238 View